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アンティーク家具

職人の技が生み出した上品な芸術作品

アンティークは、意味としては骨董品や古美術品という意味ですが、インテリアでは本当に古い時代に作られて長く使われてきたものだけでなく、アンティークのような造形をしているものもアンティークテイストとかアンティーク風という意味で使われます。その観点からすると、本当に骨董品としてアンティーク家具を求めたい人は、一般の家具店ではなかなか見つからないので、専門店でしっかりと鑑定されたものを求める必要があります。

多くの人は、骨董品としてのアンティークではなく、テイストとしてのアンティークを求めていると思いますので、その特徴について触れたいと思います。

名前から想像できるようにアンティークはモダンと対照的な位置にあり、モダンが19世紀の近代化と共に、機能美を優先して新たな素材や加工法の発展とともに生まれてきたのに対し、アンティークは、それより以前にヨーロッパで何世紀にも渡って続いてきた伝統様式を持ったものです。これらは、地域や年代によって、それぞれ若干異なる部分もありますが、共通部分がたくさんあります。

代表的なポイントが装飾性でしょう。植物をイメージさせる模様や凝った縁取りなどがよく見られます。装飾は木の部分だけでなく、取っ手の金属にも施されます。装飾の複雑さや意匠性は年代によって異なりますが、手彫り工芸、象嵌細工、磨き技術など高度な手作業を駆使して丹念に作り上げられているのが共通点です。これが上品な印象を生み出しており、手がかけられている事が品質の高さとも相まっていました。

他にも、蝶番が表に見えていたり、ガラスが使われるときに板の縁取りがあったりと、近代との工業技術のギャップから出てくる特徴もかいま見られます。

カラーとしては、大きくブラウン系のものとホワイト系があり、ブラウン系は白木のようなものではなく、赤茶やくすんだ木の色で、落ち着きや高級感を表すものが多く見られます。ホワイトも、フレンチカントリーのような真っ白なものがフレンチアンティークにも見られますが、灰色のようにくすんだモノも稀に見つけることができます。

それでは、具体的なアイテムをいくつか見てみましょう。

コンソールテーブル

デスク

チェスト

キャビネット