籐(ラタン)の家具

好きなモダンの特徴は?

日本でもなじみ深い「籐(ラタン)」

籐の家具というと昔から馴染み深く、日本のもののような感じがしますが、熱帯地域で育つヤシ科の植物。籐は日本では500年以上も前から使われているそうで、篭を筆頭に様々な生活用具や武器などに使われていたようです。

籐(ラタン)の特徴はなんといっても、その軽さとしなやかな強さ。木ではとても出せない特性を持っています。植物の中でも、最もその性質は秀でているのだそうです。

そもそも籐(ラタン)の育ち方自体が凄い。成長スピードが速く、太陽に向かって伸びていきますが、つる状なのである程度の長さで倒れてしまう。自分の体にトゲがたくさんついていて、倒れるときに周囲の植物にひっかかってとまり、またそこから上に伸びていくんだとか。

そのあたり一面そんな植物だらけなのを想像すると・・・ちょっと生命力ありすぎてコワイ気も(^^;) でもきっと、そんなラタンだからこそ、とっても強い製品ができるんですね。

強さに加えて、加工のしやすさも特筆です。機械や熱を加えたりしなくても手で曲げられるので、逆に現在でも手作りで製品は作られています。編み込むような感じで作り上げていき、接着剤を使わない場合が多いので、アレルギーの人にも安心。完全自然作品です。

しかも、木と同じように呼吸をしているので、夏冬で湿度の調整をしてくれて、暮らしを過しやすくしてくれます。

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