ナラの木の家具
「ナラ」の木から虎が出る?
ナラの木は日本中でとれる広葉樹ですが、特に北海道のものが有名です。日本のナラの木は水楢というもので、大楢とも呼ばれ、英語ではJapanese Oakと言います。そう、オークって楢の木の英語名なんですね。
材質としては、非常に硬く重いので、加工が難しい木材です。しかも乾燥が難しく割れやすい、と来てますから、製材は大変。製材屋さん、ご苦労さまです。
色は、ちょっとくすんだ白色から褐色です。色や木目には特徴が無いのですが、希に柾目に特徴的な模様が現れることがあります。
この模様は虎の毛皮のように見えることから、虎斑(とらふ)と呼ばれています。こういった斑模様は必ず現れるという物ではないので、希少価値が高いとされています。
楢自身に木目や色の特徴が無い代わり、ベースの色が薄い事から仕上げたい色が思い通りに仕上がるメリットもあり、より高級な他の木の色合いに仕上げて作る事もあります。