通販・通信販売の家具販売通

形を変えて成長を続ける通販

形を変えて成長を続ける通販

「通販」というと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。通販のイメージの持たれ方は、世代によって大きく異なるのが特徴です。通販は、この40年の間に生まれて育って変化してきた流通です。

通販はアメリカで大きく発展し、日本に入ってきました。最初、日本に入ってくる時は、誰もが「実物を見ないで買うなんてあり得ない」と思いました。でもアメリカでは発展したよ、というと「国土の広いアメリカと狭くて店が密集して存在する日本では違うんだ」と言いました。実際、今でも、アメリカに比べると、通販の浸透度合いは日本の方が低いのはそのとおりですが、否定論者の人達が想像したのに比べると、通販自体は日本でも大きな市民権を獲得し、国民の殆どが利用経験のある流通網となったのは皆さんご承知のとおりです。

日本に入ってきてから、数十%という高い成長率を維持してきた通販も、ある程度の浸透と日本経済自体の成長鈍化とともに成長に陰りが出ましたが、そんな中でも進化していきます。

長い間、カタログが通販の媒体で、通販=カタログ販売、だったのですが、再びアメリカからテレビを媒体とした通販が入ってきます。かなり以前よりテレビを使った方法はありましたが、以前は番組の一つとして放映されていたものが、チャンネル一つを占拠する方法に変わり、そこから爆発的に大きくなりました。日本ではアメリカほどではありませんが、カタログ通販の成長が低くなるのに対して、高成長分野と見られました。

そして、更に時代は、インターネットの時代へと突入し、本質的に同類の業態である通販はオンラインショッピングへとシフトしていくことなりました。ここでも当初は、「ネットでお金を払うのか?」という、今では笑い話に近い議論が真剣になされていました。いつの時代も、新しいものに対して、抵抗したがる人々は、後から見ると笑ってしまう疑問を投げかけますよね。今では、日本の流通として数少ない成長しているチャネルの一つであり、家具流通においても同様です。