突き板の木の家具
美しさと風合いを決める突き板
木の木目の美しい部分を突くようにして削り取って作る事から「突き板」と呼ばれますが、実際の厚さは1mmにも満たない薄いもので、スライスされた板という感じです。実際英語では、sliced veneerと呼ばれています。
他のページでも紹介していますが、自然の存在である木は、種類によって本当に色々な個性があり、材質も様々、見た目も様々です。人間同様、才色兼備な木ばかりというわけにはいかないですし、そういう木があったらとても高くなってしまいますから、おいそれと無垢材として使うわけにもいきません。
見た目が美しい木は、薄くスライスされて、強度や歪み特性など適切な材質に調整された合板に貼られ、化粧板となって誕生するのです。
無垢材として使われていたら、登場することのなかった木目の模様が、突き板となるからこそ世の中にお目見えすると思うと、なんだか普通に眺めていた家具やフローリングの木目達が、愛おしく見えてくるから不思議・・・