合板の木の家具

合板の木の家具

合板ってどんなもの?

皆さんの合板のイメージはどんなものでしょう?合板は実際とは離れた悪いイメージで捉えている人が多いように思います。合板というと、「質の悪い木を寄せ集めて作った人工の板」というイメージを持っていませんか?合っている部分もあるのですが、合板の大事な要素が落とされてしまっています。ここで正しい知識を持っておきましょう!

自然の産物である木は、無垢板として切り出しただけだと、木の部分によって材質が均一でないため、時間が経つことで乾燥が進み、反りや歪みが生じ、強度も変わってきてしまいます。合板は、木を薄く削り取って単板に切り取った後、年輪からくる木目の方向などから、反りや歪みの方向がうち消されるように90度に重ねて貼り合わせる事で、板として変形の小さいものを作り上げているのです。

木を削るときは、丸太の中心を軸に回しながら、皮を剥くような感じで薄く削りだしていきます。ちなみに日本では合板がベニヤ板と呼ばれることが多いですが、ベニヤ(veneer)は、合板製作途上でできる単板の事で、合板は英語でplywood(プライウッド)と言います。

合板は材質を高める点で優れていますが、家具としては、更に表面上の見た目も美しくした化粧合板が使われます。化粧合板は、合板に何を使っているかにも影響されますが、表面を何で化粧するかによっても価値が変わってきます。化粧の仕方としては、塗装をして色づけするだけのものから、特殊な塗装をかけるもの、突き板を貼り付けて、本物の木の風合いを出すものがあります。もちろん突き板の種類によって見た目も価格も変わってきます。

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