テレビショッピング

ものによって瞬間風速の凄いテレビショッピング

今ではもう皆さんお馴染みのテレビショッピング。昔は地味な存在でしたが、テレビショッピング専門のチャンネルが出来るようになってから、一躍広く浸透しました。また、特徴的なキャラクターの出演者やバラエティ番組のような作りなど見せ方の工夫もあって、視聴者を増やしました。

テレビショッピングは、カタログ通販のメリットであった「いつでも自分の好きな時間にショッピングできる」というのを犠牲にする代わりに、視聴者が同時にショッピングしている事から「その場の雰囲気で買う気にさせる」効果を最大限に活用して販売しています。

定番なのが、商品がいかに良いかを長い時間かけて説明し、じれったくなった所で魅力的な価格を出して、さらに追い打ちをかけるようにおまけを無料で一杯つけて、限定数だけの販売です、というもの。そのあと、注文数を表したり、電話受注の様子を生で中継したりして、急いで買わないと売りきれる感を出すやり方です。人間の心理を巧みに突いた、というと聞こえは悪いですが、実際、価格はびっくりするくらい安かったりしますから、必要な人にとっては、なかなかありがたい存在です。

この背景には、同じ商品を大量にさばく、という事がありますので、バリエーションが少なく、誰でも同じモノが欲しい場合には、凄い売上を瞬間的に上げるのですが、実は家具のように一人一人のニーズが異なってバリエーションの幅が広い商品には不向きで、家具はあまりテレビショッピングでは登場しません。