ホームファッション型家具店

家具店が女性向けに進化した形!?

ホームファッション型の家具店は、ホームセンター型がDIYやガーデニングなど、男性が客層の中心になりやすいのに対して、水回りやリビングの日用品を中心に、女性が客層の中心になりやすいものに拡張することで進化した家具店です。

また、家具周りに関しても、修理用などというよりも、ベッドリネンやタオルといった消耗品を中心にしています。その為、住宅着工数が伸びない中でも、着実な売上を上げて出店余力が生まれ、店舗の拡大に伴ってまた売上が増えるという好循環を生み出しています。

ここでもホームセンター型と同様に家具の比率は年々低下をしていますが、ホームセンター型に比べるとまだ高い状態を保っています。そこには、近年特に強化している低価格戦略があり、殆どが中国での生産になっています。素材、生産、デザインといった様々な点で低価格の為の工夫がなされ、とりあえず使えれば良いという対象に関しては、非常に買いやすくなっています。

一方で、生産の質は徐々に上がっているものの、まだ国内などと比べると安定性に欠ける所があり、最近まで色々な事故が起こっていますし、大変稀ではありますがリコールになることもあります。中には、ベッドのスプリングが切れて飛び出し、足に刺さって流血したという例もありますので、注意は必要です。ただし問題が起きるケースは限られていますし、これは、家具に限らず、価格とのトレードオフの問題でもあり、消費者として自分の価値観に沿った選択が求められる時代とも言えるかもしれません。特に家具の場合は、体に直接触れる上、毎日使う、長い間使うという事がありますので、自分の暮らしを自分でデザインするつもりでよく検討しましょう。